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ブータン親善大使

 

旅行でブータンを訪れた為末が目にしたのは、
ブータン国内で唯一の陸上競技場で、練習をしている子供達でした。
微笑ましくその風景を見ていた為末に、一人の男性が話しかけてきました。

ドルジさんというその男性は元々はハンマー投げの選手。
ブータンに陸上競技をずっと広めてきた方です。

ドルジさんが今悩んでいるのは
ブータンの陸上認知と、トップ選手たちのレベルアップ。
情報も知識も乏しいために、トップ選手たちがうまく成長できず、
レベルが上がらないために子供たちもスポーツに興味を持たないそうなのです。

彼と意気投合した為末は、日本に帰り、
ブータンの政府と何度か交渉を重ね、
2015年3月、正式にBOCのアンバサダーとなったのです。
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まず最初に行ったのは2泊3日の代表合宿。
3日間かけてトレーニングの基礎から、目標設定のやり方まで指導を実施。
最後のタイムトライアルでは、多くの選手が自己ベストを更新し
喜ぶ姿を見ることもできました。

滞在する中で、新たな教育の問題にも出会いました。
幸せの国ブータンですが、そんな国の子供たちにも近代化は迫っていて、
例えば都市部ではごくわずかですがドラッグが流通しているそうです。

勉強だけでは伝えきれない、人生で核となる自分の価値観を身につけるには
スポーツしかないんだと熱く語るブータンの方から教えられ、
スポーツを通じての人間育成の可能性も感じました。

これから先、ブータンも含めアジアの国へのスポーツ支援を
為末が代表を務めるアスリートソサイエティで行っていきます。
2020の東京五輪には、なるべくたくさんの海外の選手に来て欲しい。
そして日本を知って帰って欲しいという思いでこれからサポートを続けていきます。

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