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Future is wild
2017年01月01日
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今年から読んだ本をブログに書いていくことにしました。一冊めはこれです。

人類が死滅したという前提で2億年の間に生物がどう変化するかというのを専門家とともに妄想した本です。

鳥類が全滅して、代わりに魚類が空中を支配していたり、跳ぶカタツムリがいたりと、びっくりすることばかりですが、よく考えてみたら今の多様性が自然選択によって生まれたと考えるとありえない話でもないなあと思いました。

進化論を話で僕が好きなのは、生存戦略が、個体の生存ではなく、種全体としての生存に有利なことを考えさせられるからです。今でもありなんかは女王蟻から生まれる子供のために働きアリはせっせとは働くわけですが、自分と同じ遺伝子を共有する種がつながっていくならばそれで問題ないわけです。滅びや、生存の概念が人間が言うよりも少し大きいように感じます。例えば個人や組織が死んでも、結果として種が生き残る(人間社会の場合は遺伝子ではなく文化的遺伝子memeで考えるべきなのかもしれませんが)戦い方は、組織や個人を生き残らせるやり方とだいぶ違うように感じます。

本当に魚が空を飛ぶようになるのかなんてのは誰にもわかりませんが、今の環境に適応しきった種が死に絶え、余白を残していた種が再適応し生き残るというシナリオには考えさせられました。スポーツでは早すぎる適応と言いますが、ある状況に適応しきると、次の環境変化には適応できなくて結果として競技人生トータルでは負ける可能性があるという話です。余白は大事ですね。

興味のある人は読んでみてください。イラストがあって楽しいです。

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