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メダル至上主義
2014年09月28日

昨日グローバルディベートウィズダムというNHKBS1の番組に出演した。IOCの初代マーケティングのトップのイギリス人、スポーツ哲学専攻のイギリス人学者、フランスのレスリング協会副会長、アメリカのオリンピック研究の学者。オリンピックのあり方について議論した。

面白かったのはメダル至上主義について。日本でアンケートをとった時、メダル獲得には懐疑的な層が半分ぐらいいたのに対し、日本のスタジオ以外はほぼ全員メダル獲得は目指すべきだと言っていた。多少の濃淡はあれど、メダルを目指す事は当たり前で国家がスポーツを支援している目的の一つであると。

日本においてのトップ選手への重圧と、西洋のそれは違うのかもしれない。そう思って円谷幸吉選手の事例を出したけれど、あまりそれで考えが変わっている様子は無かった。勝つのが目的で、それを全面に出すのは当たり前でしょう、と。

こうやって自分が普段生活している所では当たり前と思っているものが違う場所ではそうではないと気づかされる時に言いようの無い面白さがある。当たり前がずれている人達と話すと、自分の意識もしていなかった所が刺激されて膨らむ感じがする。

私達にとって勝ち負けは西洋人が思っている以上に重いのだろうか。日本生まれの武道にはガッツポーズなど禁じられているものがあり、敗者への配慮を表していると言われている。負けるという事が恥をかくという事とつながって、恥をかくことを恐れる国民性が勝敗を曖昧にする事に向かっていくのだろうか。

あっけらかんと勝利を目指す西洋人、そもそも勝利の定義すらわからないではないかと考える日本人。そういう風に昨日は見えた。

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