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退けの声
2015年04月23日
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私が現役の最後の方、面と向かっては言われなかったけれど、インターネットを経由しては度々引退しろという声をかけられた。昔ある程度成績を出してその後年齢を重ね実力が落ちた選手は、多かれ少なかれそういう声を浴びながら現役を続ける。サッカーの日本代表の試合を見たけれど、みんないとも簡単にあの選手は終わってるんだから引退すればいいんだという話をしている。代表監督をおろすべきだという話も常時聞く。

友人に政治家がいるが、しょっちゅう引退を迫られている。その都度ご指摘ありがとうございますと言っているけれど、そんなに的確な指摘でもない話に思える中、よくやるなあと思って見ている。また知り合いに経営者の方がいるけれど、あまり会社の状態がよくないのもあって株主総会で引退を迫られたりしている。その度に、ありがとうございます、でも道半ばなので必ず結果を出します、と言って答えている。

社会は引退を迫ることが多い。そして引退をしてしまうと急に世の中が優しくなる。何かを代表していたりリーダーでいる間は常に引退を迫られていると思った方がいいぐらいだ。同じようにどんなに批判されていても、人生の引退、つまり自殺さえしてしまえば批判が途端にやんだりする。自らで幕を引いた人を追いかけて行って責めることはあまりしない代わりに、踏ん張ってそこに居続ける人には手厳しい。

今日も首相官邸の前で首相に退陣を迫り、企業のトップに引退を迫り、日本代表選手に引退を迫る。他国でもこういう文化があるのかもしれないが僕はよく知らない。

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